金髪ヤンキーと保健室の変人は。



[、なぁ美胡]



先生の右手があたしの頬に
触れる。



[お前はどうしたい?]



[‥‥?]



[お前はソイツが好きか?]



あたしは輝を好きか‥?



[好き、じゃない]



先生が好きなんだよ。



[なら、もう考えんなソイツの
こと。]



少しだけ鋭さを含んだその
瞳に

あたしの心は簡単に
射ぬかれてしまう。



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