金髪ヤンキーと保健室の変人は。



[俺は美胡以外の女なんて
好きにつもりねぇから。だから――


もう泣くなよ]



先生の言葉でやっと視界が
ゆらりと歪んでいるのに

気づいたあたしは
本当に余裕がなかったんだと思う。


―好き―
が溢れすぎて

あたしの考えはまだまだ幼稚で

―先生を独り占めしたい―
だなんて。



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