金髪ヤンキーと保健室の変人は。



[な、に?]



自分で体勢を戻したくせに
右手を口元にあてて

目をパチクリさせる先生に
そう問えば、



[自分でやっといてあれなんだけど
やっぱりあっち向いてて。]



なんて言ってきやがった。

自分勝手な奴め!



[なんか、もー‥‥]



下を向きながら頭をガシガシと
かく先生。


あ、先生タオルまいてるから
ご安心を。

いや、でも細マッチョな上半身が
無駄に眩しい。



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