金髪ヤンキーと保健室の変人は。
ピーンポーン!
[ん?こんな時間に誰だろ]
あたしの髪をふいていた手を
とめて玄関へと歩いていく先生。
(あたし隠れといた方がいいよね)
とりあえず、押し入れに‥‥。
[へぇーこんな部屋に住んでるのね。
もっと汚いかと思ってたわ]
女の人‥?
[それ失礼だから]
[にしても相変わらず彼女いないの?
顔はいいんだから
モテるでしょ?]
[あんたに関係ねぇことだろ]
[例えば私とかどう?
彼女候補にっ]
[あいにく年上に興味ないんで。]
女の申し出をバッサリ切った先生に
あたしは
ほっと胸を撫で下ろす。