金髪ヤンキーと保健室の変人は。



[先生、嘘はアカンよ。
じゃーまた明日]



俺の横を通り過ぎる瞬間
八城はそう言いはなってニヤリと

口角をあげて保健室を出ていった。



[あー、もー‥‥]



髪をくしゃりと掴んで
ソファーに座り込みため息をひとつ。



厄介な奴に捕まっちまったな、本当。



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