金髪ヤンキーと保健室の変人は。
――‥‥
八城side
[‥‥チッ。]
[八城くんイライラしてるの?]
(見たら分かるやろ、バカ女。)
とはさすがに言えず、
[ちょっと色々あってなー。]
[そうなんだ。ねぇ私さ先生と
付き合いたいの]
[山木、それ前も聞いた。]
[なんか八城くんつめたーい。]
そう言ってわざとらしく頬を
膨らませる山木を横目に見ながら
ため息をひとつ。
こういう女は嫌いだけど
復讐のためには最高の人材やからなー。
(あの二人はどうなったんやろうか?)