金髪ヤンキーと保健室の変人は。
兄ちゃんの彼女で、しかも居候。
あたしがいない間に
この家でも色々あったんだなー、なんて
思っていると
夏子さんは、あたしの隣に座って
その人懐っこい笑みを浮かべながら
[おかえりなさいっ!]
そう言ってくれた。
なんだか無性に泣きたくなったのは
他人のはずのこの人が
おかえりなさい、って
あなたはここにいてもいいんだよ、って
そう言ってくれたような気がしたから。
[た、だいま]
ぎこちない、ただいま。