金髪ヤンキーと保健室の変人は。



[冗談でしょ?]



[‥あぁ、冗談だよ]



先生?


なんでそんなに悲しそうに
笑うの?



[美胡、俺がぬれた髪に
弱ぇの知ってるよな?]



[知ってる‥よ]



先生の冷たい手があたしの頬に
触れるから

声が震えた。



[緊張してる?]



その言葉が、先の行為を
示すように聞こえて

つい顔が熱くなる。



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