LOVE〜強さに隠した涙〜



相手からの攻撃を全て避け、鋭いパンチや蹴りを喰らわせる。



5分後………
約50人余りの相手を2人で倒した。



『お前等見ねぇ顔だな。どっかの新顔か?…にしては老けてんな(笑)』
「そこらのチンピラだろ?」
『ま、どーでも良いや。興味ない』
「お前から言ったくせに…」


気絶している奴らをまじまじと見ながら、雑談していた。


「んっ…」
すると、その1人が目を覚ました。


「うわぁぁぁ!!!」
望夢のあまりの近さに驚いたらしく、後ずさった。


『んだよ…人を化け物扱いすんなよ』
男の反応にふて腐れる望夢。
「お前が近すぎんだよ」
そう言って隼人は望夢のスカジャンの襟を引っ張り、立ち上がらせた。


「その顔、どっかで…」
2人の様子を見ていた男が声を上げた。

「うわぁぁぁ!!!」
『んだよ、さっきから』
「てっ、"天下の豹鷹"…!?」
「だったら何だってんだよ…」
と呆れた様に豹、隼人が言う。
男の顔が、青ざめた。



「あっ、あっ…わあああぁぁぁ!!」


それを聞くなり男は逃げていった。
それに続き、他の奴らも逃げて行った。



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