LOVE〜強さに隠した涙〜
* * *
数分後、望夢の周りにはさっきの男達がゴロゴロと倒れている。
しかし、望夢は無傷だ。ざっと、100はいただろうか…
弱っちぃな
と思いながら、トボトボと歩いていく。
着いた先は、河原だった。
喧嘩した後は、必ず2人で来ていた。
けど、今日はアイツが居ない…。
その時、望夢は一馬が死んだと痛感した。
急に雨が降り始めた。
まるで、望夢の気持ちを表しているかのように…――。