LOVE〜強さに隠した涙〜


「あった、あった」
そう言って、奥の部屋から出てきた。その手には何やら茶封筒が握られていた。その封筒を望夢に渡してきた。

『何?これ…』
「まぁ見てみろって♪」
そう言われた望夢は茶封筒の中を取り出した。中には手紙が入っていた。手紙には


<望夢へ
  元気か?お前がこの手紙を見てる時は俺はこの世には居ねぇんだろうな…。なぁんか、寂しいな…。
  俺が死んだのはお前のせいじゃねぇから。自分、責めんなよ!!俺は何も望んでねぇから!!お前が幸せなら、それだけで良いから。

  生きていたなら、直接言いたかったけど、俺は、お前が好きだ。今でも好きだ。ずっと、ずっと大好きだ。愛してる。
  だから、幸せになってくれ。俺の分まで生きてくれ。


  望夢、愛してる。   織田一馬>




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