LOVE〜強さに隠した涙〜


      *  *  *


気が付くと、ベットに居た。
泣き疲れて寝てしまった様だ。



「お、起きた」
満面の笑みでアタシの顔を覗いてきた。

『あっ、わりぃ…。また、寝ちまってた…よな?』
「あ〜大丈夫♪俺ん家、部屋余ってっから★皆、居なくなっちまったからな…」
『……………』
「あー…わり!!暗くなっちまったな♪」
『無理して笑わなくて良いよ』
「は…?」
『泣きたい時は、泣けば良いよ』
「………ったく、お前に言われるとはな…(苦笑」
『一馬がアタシに言ってくれた事だよ…』
「そっか…一馬が…ねぇ…」


沈黙が続く…。
その沈黙を破いたのは、望夢だった。


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