私の彼氏
青山と名乗る刑事が応対してくれた。
「遺書は五月義隆の家族に渡しましたよ。我々としても、もう必要ないので」
「私は山崎と言います。河合さんの友人だったのですが、本当に五月に殺されたのか確かめたいのです。そこで、遺書を見せて頂きたかったのですが…」
「申しましたとおり、遺書はもう手元にはありません。遺書には、河合さんを殺した、と書かれていましたので間違いないでしょう」
「殺した理由は書かれていませんでしたか?」
山崎が訊く。
「マスコミでも報道されているように、復縁を断られたからだと書かれていましたよ。五月義隆が犯人で間違いないです。もう、いいですかな? 私も忙しいもので」
「最後に一つだけいいですか?」真由美が言う。
「手短に」
「遺書は、手書きでしたか?」
「ええ。五月義隆の筆跡でしたよ。それじゃあ、私はこれで…」
「ありがとうございました」
真由美は礼を述べ、山崎生徒と警察署をあとにした。
「遺書は五月義隆の家族に渡しましたよ。我々としても、もう必要ないので」
「私は山崎と言います。河合さんの友人だったのですが、本当に五月に殺されたのか確かめたいのです。そこで、遺書を見せて頂きたかったのですが…」
「申しましたとおり、遺書はもう手元にはありません。遺書には、河合さんを殺した、と書かれていましたので間違いないでしょう」
「殺した理由は書かれていませんでしたか?」
山崎が訊く。
「マスコミでも報道されているように、復縁を断られたからだと書かれていましたよ。五月義隆が犯人で間違いないです。もう、いいですかな? 私も忙しいもので」
「最後に一つだけいいですか?」真由美が言う。
「手短に」
「遺書は、手書きでしたか?」
「ええ。五月義隆の筆跡でしたよ。それじゃあ、私はこれで…」
「ありがとうございました」
真由美は礼を述べ、山崎生徒と警察署をあとにした。