私の彼氏
翌日、真由美と山崎生徒は五月のマンションに再び訪れた。
まず、大家のところに行き、滞納分と翌月分の家賃を払った。
「かなり荷物ありますね。どうやって、引き払いましょう?」
山崎が真由美にアイデアを求める。
「売ってお金になる物は売りましょう。他は大型ゴミか不法投棄ね。いずれにしても、来月末までの家賃を払ったから、ゆっくりできるわ」
「そうですね。時間もあるし、もう一度、ゆっくり手掛かりを探しましょう」
「それなんだけど、この前、バイブが出てきたじゃない?」
「先生、違いますよ! “ヴ”です。ヴァイブ!」
「“ブ”?」
「“ヴッ”です」
「ヴァイブが出てきたじゃない?」
「はい。出てきましたね。ウンコ付きで…」
「そんなものが放置されてたなんて、警察はほとんど現場検証をしてなかったということよね? 杜撰(ずさん)すぎるわよね? おかしくない?」
「警察は、河合さん殺害犯が五月義隆と決めつけたから、ほとんど現場検証をしなかったのでしょう」
「その警察の判断は…?」
「ゲイの青山刑事の判断ですよね…」
まず、大家のところに行き、滞納分と翌月分の家賃を払った。
「かなり荷物ありますね。どうやって、引き払いましょう?」
山崎が真由美にアイデアを求める。
「売ってお金になる物は売りましょう。他は大型ゴミか不法投棄ね。いずれにしても、来月末までの家賃を払ったから、ゆっくりできるわ」
「そうですね。時間もあるし、もう一度、ゆっくり手掛かりを探しましょう」
「それなんだけど、この前、バイブが出てきたじゃない?」
「先生、違いますよ! “ヴ”です。ヴァイブ!」
「“ブ”?」
「“ヴッ”です」
「ヴァイブが出てきたじゃない?」
「はい。出てきましたね。ウンコ付きで…」
「そんなものが放置されてたなんて、警察はほとんど現場検証をしてなかったということよね? 杜撰(ずさん)すぎるわよね? おかしくない?」
「警察は、河合さん殺害犯が五月義隆と決めつけたから、ほとんど現場検証をしなかったのでしょう」
「その警察の判断は…?」
「ゲイの青山刑事の判断ですよね…」