私の彼氏
携帯の光が血で書かれたダイイングメッセージを照らす。
浮かび上がった文字は…。
A I
力なく書かれている。最後の力を振り絞って書いたのだろう。
「先生、書かれている文字は“A”と“I”です」
「イニシャルAIが真犯人か…」
「Aなら、青山刑事か秋山のどちらかね。後は、下の名前を調べて、Iの方が真犯人だわ」
「そうですね。先生もここに寝転がってみますか?」
「いやよ。気持ち悪い」
「ちょ、ちょっと、それ河合さんに失礼でっせ」
「冗談じゃん」
その日の捜査はそれで打ち切り、二人は家に帰った。
浮かび上がった文字は…。
A I
力なく書かれている。最後の力を振り絞って書いたのだろう。
「先生、書かれている文字は“A”と“I”です」
「イニシャルAIが真犯人か…」
「Aなら、青山刑事か秋山のどちらかね。後は、下の名前を調べて、Iの方が真犯人だわ」
「そうですね。先生もここに寝転がってみますか?」
「いやよ。気持ち悪い」
「ちょ、ちょっと、それ河合さんに失礼でっせ」
「冗談じゃん」
その日の捜査はそれで打ち切り、二人は家に帰った。