私の彼氏
「一番最後に彼から来たメールは、私に『○△携帯小説』のアドレスを教えてくれたものなんです!」

「ふむ。2ページの後半から3ページにかけての部分じゃな」

梅子が解説する。


「そんなに、早くも登場していたなんて、私より早いじゃないですか」

山崎生徒は少しムッとしている。

「そうか、わかったわ!! 主人が五月達に殺された理由が…」

「点が線になったようじゃな」

「先生、聞かせてけさい」

「いいわ。主人は当初ゲイであり、渡辺君と付き合っていた。でも、だんだんとノーマルになっていった。すると、今まで好きだった男が急に気持ち悪くなるわよね。そこで、主人は渡辺君に別れを切り出した。当然、○△公園にも行かなくなる。プライドの高い渡辺君にはそれが許せなかったのよ。そして、大金を五月達に支払って、健介の殺害を依頼したのよ」


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