私の彼氏
「梅子ママ、公園には一晩何人ぐらい集まるんですか?」

と河合が聞いた。

「だいたい六十~百人じゃ」

「多っ!! ということは、一日六万円~十万円の利益か…。大きいわね」

(ちょっと多めに言い過ぎたじゃろか…)

「ここからは、私が説明します」

と山崎。

「ええ。お願い」

「田中は体格がよくて強面の五月と秋山を従えて、公園を仕切ったんです。しかし、みんなだんだん馬鹿らしくなって千円を払わなくなった。そこで、商売のやり方を変えたんですよ。恐喝に」

「恐喝?」

「はい。奴らは公園で男を見つけては声をかけ行為をし、それを隠撮りしたんです」

「これを嫁や職場の人間にばらまかれたくなかったら金を払え、というやつね?」

「そうです」

「チンカスくそ野郎どもが!!」

「……」

「まあ、私ったらはしたない言葉を…」


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