私の彼氏
3
場面は、真由美たちのいるファミレスに戻る。
河合亜美が話を続ける。
「これ以上関わりたくないので、私は今日五月と別れて、実家に帰ります」
「そうですか…」
と真由美は気のない返事をした。
「まあ、五月は河合さんに愛情を持っていないので、素直に別れを受け入れるでしょう。実家に帰るのがよいです」
と山崎は賛成した。
「店もつぶすようなので。新たな恋を探します」
と河合は決意を新たにした。
「でも、河合さん、復讐はどうするんですか? 私は夫を殺した五月たちを許せないんです。せめて、今ある情報だけでも警察に持っていきたいのです」
「私は、ゲイということを隠されていただけで、何も金銭的、肉体的に被害を受けていません。これ以上、危険なことはしたくないんです。警察に行ったりしたら、私たち殺されるかもしれないんですよ。ましてや、山崎さんは全く無関係なんです」
「……そうですね。じゃあ、私一人で五月と秋山に復讐します。私も最初は“夫が殺害された”という山崎さんの説に疑心暗鬼だったわ。でも、今は夫の健介が殺されたとはっきり分かっているのよ。私、泣き寝入りはしません」
河合亜美が話を続ける。
「これ以上関わりたくないので、私は今日五月と別れて、実家に帰ります」
「そうですか…」
と真由美は気のない返事をした。
「まあ、五月は河合さんに愛情を持っていないので、素直に別れを受け入れるでしょう。実家に帰るのがよいです」
と山崎は賛成した。
「店もつぶすようなので。新たな恋を探します」
と河合は決意を新たにした。
「でも、河合さん、復讐はどうするんですか? 私は夫を殺した五月たちを許せないんです。せめて、今ある情報だけでも警察に持っていきたいのです」
「私は、ゲイということを隠されていただけで、何も金銭的、肉体的に被害を受けていません。これ以上、危険なことはしたくないんです。警察に行ったりしたら、私たち殺されるかもしれないんですよ。ましてや、山崎さんは全く無関係なんです」
「……そうですね。じゃあ、私一人で五月と秋山に復讐します。私も最初は“夫が殺害された”という山崎さんの説に疑心暗鬼だったわ。でも、今は夫の健介が殺されたとはっきり分かっているのよ。私、泣き寝入りはしません」