コイ ノ カタチ
ミサはそんな話をしながら、テキパキとみんなの飲み物を聞いて回っている。


幹事って大変そう……。


──ふいに、井上と目が合った。


井上も忙しそうにしているのに、あたしと目が合うと、にこっとしてくれた。




「さて、成海彩さん」

「え?」


いつの間に隣りに来たのか、ミサはあたしの肩をがっちり抱いて、ソファに座らせた。


「話というのは他でもない」
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