コイ ノ カタチ
「ちょっとごめん」

もしかしたら仕事かも、と思って出ると、相手は琢磨だった。



『お前らどこいんの?』

「3人で抜け出した」

『はぁ?』


「ガールズトークするの!」


横から遥が私のケータイを取り上げて、それだけ言うと電話を切ってしまった。


「あ……」

「今日は男子はナシ!」



私の手に戻って来たケータイは、すでに回線が切れていた。
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