晴れた午後、公園のベンチで【短編】
変化することは、寂しいこと。
だけど……
変化を拒むのは
とても切ないこと。
私は
きっとサエキさんのようにはなれません。
変化を否定してはいられないのです。
変わりゆくこの世界で
生きていくためには……
気付けば、
いつも静かだったこの公園に、
弾むような声が聞こえていた。
遊具が増えたせいか、
たくさんの子供たちが楽しそうに遊んでいた。
サエキさん?
こういうのも、悪くないですね。