ぶつかるのが癖?!
幼なじみ
「………ぁあ~!この緊張どうにか出来ないのっ?!」
私、桜川愛です。
今から、ずっと夢だった憧れの高校に入学する、今日からピカピカの高校1年ですっ。
ちなみに、私は
どこにでもいる普通で普通の
女子高生なんです。
恋愛経験ゼロの私が
高校に入って、
オシャレもメイクも勉強も
頑張って、1からやり直して、彼氏を作りたいと
思っています。
「ねーねー。アンタさ、さっきから緊張する~しか言ってないじゃん。飽きたから他のことしゃべってよね。」
これは私の親友の立花ゆり。
その名の通り、百合のように 綺麗な顔立ちをしていて男子からも人気のある、私とは正反対の親友。
やはり、さっきからゆりへの 男子からの視線が半端ない。
ゆりは気づいているのか…
「ねーねー。ゆりさぁ、男子からの視線気づいてんの?」
はっ?と言わんばかりの見事なマヌケ顔。それからすぐ冷静に戻って
「気づいてんに決まってるじゃん。私が見られない日なんてない。」
「自信ありすぎー!」
「っるさいなぁー。」
「うるさくない!そんなにしゃべってないもーんだっ!」
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