永遠(とわ)に…

彰さんは、一冊の小説を残し 帰って行った。


気になる言葉を一言残して…


何が書いてあるって言うんだよ。…


【永遠に…僕が貴方に出来る事…】


きっと、僕がページをめくる事はこの先無いだろう。…


すみません。…


彰さん。…





僕の心とは、裏腹に店は女性客で賑わってた。



「オーナー 恭子さんが、お呼びですけど…」


「分かった。直ぐに行くから…」


恭子…


僕にプレゼントをくれた
人気モデルだ。




「恭子さん…先程は、有り難うございました。
この御礼は、又 後程 させて頂きます。」


「翔さん?座って頂けませんか?」


「じゃ、一緒に飲みましょうか?」


「嬉しい。…」


「内のNo.1ホストも付けますよ。」


「私 翔さんだけで良いです。他の人には興味ありませんから…」


「それは、どうも…
人気モデルさんに そう言って頂けて 光栄です。
でも、こんなオヤジで良いんですか?
お持ち帰りしちゃいますよ。」


「翔さんったら…ウフフフフゥ。」

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