永遠(とわ)に…

『えっ?何だっけ?』


「嘘でしょう?」


『嘘だよ。覚えてますよ。』


「相変わらず 意地悪ですね?」


『真奈ちゃん可愛いから、ついねぇ…』


「ついじゃないですよ。
じゃ、次のお休みの日 何か予定ありますか?」


『君の為に空けてあります。』


ウヒャ〜

嬉しいかも?


「じゃ、一日 付き合って下さいね。」


『僕は良いけど、真奈ちゃん?学校は?』


「自由登校なんで、卒業式まで 休みなんです。」

『分かった。じゃ、又 連絡するよ。何処か行きたいとこ 決めといてねぇ。』


「は〜い。じゃ 失礼します。」


『うん。またね。…』



さてと、早く 帰って 報告しなきゃ…



電車を乗り継ぎ 自宅に帰った。





「ただいま〜」


「どうだった?」


「………合格したよ?」


「そうか、おめでとう。」

「良かったわね。」


「うん。有り難う。…」


「これで、真奈も春から医大生か…」


「そうねぇ。…」


「ごめんねぇ。近くの大学に行けなくて…」
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