永遠(とわ)に…
「披露パーティーの次の日…
実は、翔さんに会ったの。」
「貴女 嘘ついてたの?図書館だって…」
「ごめんなさい。…」
「だから、この前 食事に出掛けた時 あの二人に偶然会って、機嫌が悪かったのねぇ。」
「片思いなんだけど、なんか腹が立って…」
「真奈?何で 翔君なの?」
「何でって… 好きになったから仕方ないじゃん。お母さんは、応援してくれるよねぇ?
年上のお父さんを好きになった お母さんなら、私の気持ち 分かるでしょう?」
「でも…翔君は…」
「何?」
「貴女 彼の全てを受け入れられる?」
「好きになったんだもん。どんな障害があろが 受け入れられるよ。…」
「傷付かなかったら良いけど…
でも、ちゃんと大学は卒業するのよ…
医者になるんでしょう?」
「分かってます。恋愛と将来の夢は別だから…」
これから、おきる出来事を何一つ 分かっていなかった。
彼に秘密事があるなんて…
そして、18歳の私には余りにも衝撃な事実だった。