永遠(とわ)に…
「真奈は、どうなんだ?」
「嬉しいよ。映画が公開されたら、洋子誘って見に行くよ。」
「まだまだ 先の話しだけどなぁ〜」
「うん。楽しみにしてる。」
父は、最近 小説を書いていない。
今まで、働き過ぎだったから ユックリする時間を神様が与えてくれたのかな?
私は、朝食を済ませ リビングで 住宅情報誌を見ていた。
「マンション 良いのあったか?」
「出来れば大学の近くにあれば良いんだけどねぇ。なるべく 早く捜すよ。」
「まぁ、来月までに契約すれば良いから…」
「うん。…」
「お父さん 出掛けるけど真奈は、一日中 居るのか?」
「ん?…午後から出掛けるけど…夜は、少し遅くなるかも?」
「遅くなるようだったら、連絡するんだぞ?」
「はいはい。…」
父も居なくなり、私は出掛ける用意を始めた。
昨日 選んだ 洋服に着替え メイクも完璧…
今日は、少し大人っぽいかも?
我ながら イケてる。
そして、お昼過ぎ 待ちに待った 彼からの電話…