クリスマスに別れのKiss 【完】
そんな事で謝られても…。
アタシは、シャツのボタンをはめていく。
上杉隼人…。
勉強ができて、運動ができて、顔もいいから女子にも人気があって。
高校生活も残り数ヶ月というのに、
クラスの半分以上の顔と名前が一致しないアタシでも、同じクラスになる前から知っていた数少ない人物。
いつも人だかりの中心にいる男子。
アタシとは真逆で、アタシが最も苦手とするタイプ。
「あのさぁ…」
「まだいたの?」
本当はヤリたいのかな?