クリスマスに別れのKiss 【完】
みんなでプリクラを撮り終わると、
「オレら次、二人であっちのプリクラ取るから」
そう言って、上杉隼人はアタシの腕を引っ張った。
「急に何なの!?」
「悪い…」
機械の外に出ると、上杉隼人は強く掴んだアタシの手を離した。
上杉隼人はアタシの顔も見ずに、一番近くにあるプリクラの機械の中に姿を消していってしまう。
仕方なく、アタシも小さい箱の中についていった。
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