クリスマスに別れのKiss 【完】
「何人でやっても恥ずかしいと思うけど」
「とにかく、次のポーズはちゃんとやること。いいな?」
次の画面に現れた二人は、女同士でキスをしていた。
「これはパス」
上杉隼人は即答で拒否した。
「アタシは別に構わないけど」
「あのなぁ…」
「恥ずかしい?」
「おまえ…もっと自分を大切にしろよ」
パシャ。
会話中にシャッターが切られる。
画面に写し出されたのは、真剣に見つめ合うアタシ達だった。