海と君と俺。




同じ年頃の
学生でアルバイトをしている人が

少なかったからだろう。



仲良くなるのに

時間はかからなくて。


気付けば、

休憩中も帰りも、


二人。




話すことは尽きなかった。





半年たって、
一年たって。

学生が続々と

バイト先に入ってくる。

合わない子は

すぐにやめてしまうけど、



のこったメンバーは

より一層、仲良くなる。



気付けば、だいたいいつも
俺と、高橋さんを筆頭に
一個年上の唐松さん、市山さん、
同い年の滝山さん、
一個年下の峯野

の6人で固まる様になっていた。








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