KANZASHI
「フッ、相変わらず栞は
ビールが好きやね?」


「うん。 かーちゃんに
飲ましてもらってから
ハマッてしまってなぁ・・・」


「そうやったね・・・
未成年の栞に母さんは
飲め飲めってすすめてたっけ?」


「そうそう!! で、
その酒癖の悪さが仇になって
週刊誌に書かれたんよな?」


「ホンマやでぇ~
プライベートなんか
あったもんじゃないわ!!」


「フフフッ。」


「はははっ・・・」



「はぁーっ・・・」


一瞬笑いが起こったけど、
すぐにまた黙り込んでしまった。


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