KANZASHI
「なにぉ~?
私たちがあんたらに?
ふざけるなっ!!」


「さぁ~わかりませんよぉ~」


こいつふざけやがって・・・



「結衣さんたちも歌わないことですし、
社長? 亜衣さん? 
私たちが歌ってもいいですよね?」


「まぁ、仕方ないな・・・」


亜衣さんは答えなかったが、
社長がそう仄めかす返事をした。


「ふざけんなっ!!」


ガシッ!!


結衣は真由の胸ぐらを掴んだ。



「わぁっ!!!」


「ちょっ、結衣!!」


麻帆が驚き、止めようと私の腕を掴んだ。


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