KANZASHI
私・・・何やってんだろう・・・



「戎さん。」


「はっ!?」


突然後ろから名前を呼ばれ
私はびっくりした。


「ごめん、驚かすつもりは
なかったんやけど。」


振り向くと菊池さんが
申し訳なさそうに立っていた。



「いえ、私もボーっとしてて、
すいません・・・」


「なんか元気ないな?
大丈夫か?」


「は、はい。」


私は無理に笑顔を作り笑った。


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