KANZASHI
仕事を終えて、
私はいつもの喫茶店に向かった。


カラン♪


私が行くと、菊池さんは
また先に着いていた。



「すいません、
いつも遅れてしまって!!」


「大丈夫、今来たとこやから。」


そう言ってニコッと笑う菊池さん、
コーヒーはもう半分以上飲んでいる。



菊池さん・・・


私は上着を脱ぎ椅子に腰掛けた。




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