KANZASHI
「オレンジスカッシュでいい?」


「は、はい。」


いつものように私の大好きな
オレンジスカッシュを頼んでくれた。



「菊池さん・・・
話って・・・」


私は恐る恐る菊池さんの顔を見た。



「オレンジスカッシュです。」


マスターが私の前に
オレンジスカッシュを置いてくれた。



「ありがとうございます・・・」


私はマスターにそう言って、
菊池さんの方を見た。


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