KANZASHI
「菊池さん、待ってください!!」


私は走って菊池さんの後を追い掛けた。


「んっ!?」


菊池さんは私に気付き振り返る。


「待ってください!!
ハァハァ・・・ ハァハァ・・・」


「どうしたの?
そんなに走って・・・」


「ハァハァ・・・あのぉ・・・
ハァハァ・・・」


私は真っ直ぐに菊池さんと向き合った。





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