KANZASHI
仕事を終えて、着替えようと
更衣室に向かうと、


「結衣!!」


雅宏が前から歩み寄ってきた。



「お疲れ様。」


「うん、お疲れ!!
今日もいつものカフェで
待ってるから。」


「うん、わかった。」


「じゃあ、後で。」


「うん。」


そう言って雅宏は足早に行ってしまった。



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