KANZASHI
雅宏はいつも私の夢を
叶えてくれるね。


私、とっても幸せだよ?
雅宏と出会えて本当によかった。


大好きだよ、雅宏・・・


結衣は心からそう思った。


そしてこの幸せを絶対失いたくない。

そう思ったんだ。




結衣の中では今、
KANZSHIとして、あの世界に
帰りたいという想いはなかった。




結衣と雅宏はその後、
甘いクリスマスの夜を
二人で過ごした。





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