KANZASHI
「結衣・・・」


「!?」


雅宏は私の体をやさしく包んでくれた。



「ごめん・・・」


雅宏・・・


「結衣が復活する気ないんやったら
もうこれ以上は何も言わへん。」


「雅宏・・・」


「正直な、もし復活するなら
俺はめっちゃうれしいよ。
でも、それと引き換えに
結衣は俺から遠い存在になる。
それはめっちゃ辛い・・・
でもそれは覚悟せなあかんって思ってた。

結衣が復活したいって言ったら、
それを受け入れなあかんと思ってた。
結衣にはホンマにやりたいことを
やっていてほしいから、
おまえには輝いていてほしいから・・・」


雅宏・・・


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