KANZASHI
「でも、結衣が復活したくないって
言うんやったら、
俺はもう、おまえを離さへん。

俺、一人のモノになるなら
俺にはそれが一番うれしいんや。」


雅宏・・・



「ホンマにええんやな?」


「うん・・・」


「結衣、好きや・・・」


雅宏・・・


「ずっとそばにおってくれ・・・」


「・・・うん・・・」


結衣の目にはまた涙が溢れ出した。



< 225 / 331 >

この作品をシェア

pagetop