KANZASHI
「そうか・・・」


身を乗り出していた麻帆は
ガックリと椅子に腰を下ろした。



「でも突然そんなこと言うなんて、
なんでやろうね?」


「私と、麻帆のライブを観たらしい・・・
YouTubuにも流れてるって・・・」


「そうなん!?」


「麻帆、結衣とライブやったん?」


栞はライブをしたことに
驚いているようだ。



「うん、ウチのボーカルが
突然辞めてなぁ・・・
結衣に頼んだんよ。」


「そうやったんや・・・」


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