KANZASHI
「栞、これでプー太郎
卒業やな?」


麻帆が横から悪戯な笑顔を浮かべ
栞にそう言った。


「なにぃ!?」


「わぁ、栞プー太郎やったん?」


結衣はありえん、そんな顔で栞を見た。



「うるさいなぁー!!
麻帆!! いらんこと言うなっ!!」


「だってホンマやん。」


「へへへっ。」


結衣も麻帆もニタァ~と笑う。



「おまえらぁー!!」


栞は結衣と麻帆を追い掛け回す。


そんな3人を、絵里奈も初音も
そして鉄成も微笑ましく見ていた。


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