KANZASHI
それから私は会社を辞め、
本格的にKANZASHI再結成へ向け
始動し始めた。


なんとかサクラフェスタまでには
昔の感じに戻さないといけない。

いや、それ以上に持っていかないと、
ファンの人たちに申し訳ない。


私たちは毎日練習に明け暮れた。



「よぉーし、その調子!!
まだまだ行くよぉー!!!」


「おぉぉぉー!!!」


♪♪♪♪♪



「まだまだぁー!!
もう一回、Bメロの頭から!!」


「おうっ!!」


♪♪♪♪♪


私は携帯に気付く間もなく
練習に励んだ。


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