KANZASHI
結衣は顔を上げ、後ろを振り返り
メンバーの顔を見た。


今、私たちに出来ることは歌うこと、
私たちの曲を聴いてもらうこと。



みんな・・・行くよ・・・


結衣がそう目で合図を送ると、、
麻帆、初音、栞はコクリと頷いた。



ダダン♪

栞が強くドラムを叩いた。


ジャジャジャジャジャ♪

それに麻帆、初音が続いていく。



「みなさん!!!
盛り上がって行きましょー!!」


「「「わぁぁぁー!!!」」」



結衣の一言で、会場はまた
熱い歓声につつまれた。



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