KANZASHI
「もしもし?」


「あっ、結衣?
今、大丈夫か?」


「うん。」


「お疲れさん。
ライブ最高やったで。」


雅宏・・・


「ありがとう。」


雅宏に褒められるとすごくうれしい。



「今日は何時頃になりそうや?」


「あぁ~今から行く!!」


「えっ!? でも打ち上げやろ?」


「うん、大丈夫!!
早く逢いたいから。」


「わかった、じゃあ。
近くの公園で待ってる。」


「うん、急いで行くね。」


「気を付けて。」


「うん。」


私は電話を切って、急いで公園へと向かった。


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