KANZASHI
「さすが炭酸好きなだけあって
豪快に飲むね?」


「えっ!?」


私は声のする方に視線を移すと、
さっきの面接官の一人が立っていた。


「あっ、ああ・・・
す、すいません!!!」


しまった!!

よりによって会社の中で
豪快に炭酸を飲んでしまった!!



結衣は面接を終えてすぐに、
ムシャクシャして、
我慢できず会社の中で炭酸を飲んでしまった。


よりによってさっきの
面接官の一人に見られるなんて
最悪や・・・



「いや、いいよ。
ジュースをどこで飲もうと
個人の勝手だから。」


「は、はい・・・」


結衣は顔を真っ赤にして俯いた。


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