KANZASHI
真っ暗なステージ・・・

ざわざわと騒ぐ客席・・・

何とも言えない独特な雰囲気・・・


そしてこの匂い・・・


なんだか・・・懐かしい・・・


私は目を閉じ、
会場の空気を感じていた。




「結衣!!」


麻帆が私の肩をポンッと叩いた。


「うん。」


行こう!!


私たちはステージに上がった。




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