KANZASHI
そんなことをしてると、

♪♪♪♪♪

私の携帯が鳴った。



誰だろ・・・?


私は鞄の中に入れた携帯を取り出して
ディスプレーを見た。


麻帆・・・



「はい、もしもし?」


「あっ、結衣?
今、大丈夫?」


「うん、どうしたの?」


「今日ね、初音のお母さんが
亡くなったの・・・」


初音のお母さんが・・・?



私は一瞬電話を持ったまま固まった。





< 78 / 331 >

この作品をシェア

pagetop