KANZASHI
初音は私と麻帆の
KANZASHI時代からの仲間で
苦しい時も一緒に
頑張ってきた一人だ。
杉内初音(スギウチ ハツネ)
私たちと同じ21歳。
KANZASHIではベース担当。
「結衣、聞いてる?」
「あっ、うん・・・」
「明日、葬儀なんだけど、
結衣は行ける?」
「あっ、わからないけど・・・
なんとか行けるようにする。」
「そう、じゃあ行けるようになったら
連絡くれる?」
「わかった。」
そう言って電話を切った。
初音のお母さんが・・・
私は携帯を持ったまま
そのまましばらく立ち尽くしていた。
KANZASHI時代からの仲間で
苦しい時も一緒に
頑張ってきた一人だ。
杉内初音(スギウチ ハツネ)
私たちと同じ21歳。
KANZASHIではベース担当。
「結衣、聞いてる?」
「あっ、うん・・・」
「明日、葬儀なんだけど、
結衣は行ける?」
「あっ、わからないけど・・・
なんとか行けるようにする。」
「そう、じゃあ行けるようになったら
連絡くれる?」
「わかった。」
そう言って電話を切った。
初音のお母さんが・・・
私は携帯を持ったまま
そのまましばらく立ち尽くしていた。