KANZASHI
「じゃあ、よろしく頼むよ。」


雅宏は改めて右手を差し出した。


「えっ!? じゃあ・・・」


「もちろん採用だ!!
食品開発は俺の部署でもあるし、
君のような子は大歓迎だ!!」


「ホントですかぁ?」


「ああ。」


「ありがとうございます!!」


私は菊池さんの手を両手で握り締め、
頭を深々と下げた。



やったぁ!!

やったぁ!!


私は心の中で何度もガッツポーズした。



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